「日本医療機能評価」認定
病院機能評価機構による第3者評価を更新受審をし、5回目の認定を受けました。
2023年10月に、病院機能評価(3rdG:Ver.3.0)の更新審査を受審し、審査区分「一般病院2」について、認定証の交付を受けました。
- 「一般病院2」 認定期間:2023年10月21日~2024年7月31日
当院では、患者さんへ安全かつ高度な医療を提供するため、継続的に改善する取り組みの一環としてこの「病院機能評価」の認証を利用しています。患者さんを断らない理念の徹底と患者さんへの安全、サービスの向上に常に努力しますのでお気づきの点等ありましたらご意見・ご要望として投函していただければと思います。
以下、病院機能評価について簡単に説明します。
病院機能評価とは・・・・
病院を始めとする医療機関の機能を中立的、科学的、専門的な見地から評価し、良質な医療を提供していることを第三者の目から「認証」する制度のことで、患者さんのニーズや社会環境変化を考慮した「より高次な評価」といえます。
また、第三者評価として、医療サービスの質を構造(ストラクチャー)、過程(プロセス)、結果(アウトカム)の3点から評価するものであるため、病院の改善ツールとして有効活用できます。
病院機能評価の認定状況は・・・・
国内の約25%の病院が病院機能評価の認定を取得しています。全病院数8,139のうち認定病院数2,016という数になります。(2024.01.04現在)
患者さんは、「近い病院」から「遠くてもより良い病院」へと選択する1つの指標として利用できます。
病院機能評価の具体的内容は・・・・
病院機能評価の評価項目は、医療環境や社会の変化に応じて数年ごとに改訂されています。4つの領域から構成されており、病院の基本的な姿勢(第1領域)が現場(第2領域・第3領域)に浸透しているか、また、現場での実践状況をもとに病院の基本的な姿勢の見直しの場が持たれているか、そして病院組織の運営・管理状況(第4領域)がそれらを支えるものとなっているか検討をしているかを評価されます。
第1領域 患者中心の医療の推進
患者の視点に立った良質な医療を実践するうえで求められる病院組織の基本的な姿勢について評価されます。また、患者の安全確保や医療関連感染制御に向けた病院組織の検討内容、意思決定について評価されます。
第2領域 良質な医療の実践1
病院組織として決定された事項が、診療・ケアにおいて確実で安全に実践されていることを評価されます。
第3領域 良質な医療の実践2
確実で安全な診療・ケアを実践するうえで求められる機能が各部門において発揮されていることを評価されます。
第4領域 理念達成に向けた組織運営
良質な医療を実践するうえで基盤となる病院組織の運営・管理状況について評価されます。
※医療機能評価機構の詳しい内容についてはこちらをご覧ください。