最新医療機器
放射線治療装置トモセラピー
トモセラピーでは、腫瘍の形に合わせて放射線を照射することができます。強度変調放射線治療 IMRTという技術を用いて、コンピュータ制御によって放射線の形状、強度を複雑に変化させつつ、360度方向から照射します。このことによって、多くの放射線を腫瘍に集中させ、周囲の正常臓器にはできるだけ放射線を照射しないようにします。結果的に腫瘍に対する放射線治療効果を高め、副作用を低減することができます。
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320列マルチスライスCT
精密検査をわずか0.35秒で行います。
“早く”なおかつ”高精細”の画像を得ることができます。 従来のCTより、広範囲(160mm)を1回転で撮影。心臓、脳全体を、他の装置では絶対に行えない、1回転(0.35秒)で撮影します。
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3.0テスラMRI
組織の組成(どんな成分でできているのか?)を知ることが可能となり、診断精度が高く求められる精密検査を通常検査として行うことができます。
頭部はもちろん、腹部や循環器領域を含む全身領域において、通常検査で”高精細”画像を得ることが可能になりました。また、腫瘍組織の組成を把握することにより、”良性””悪性”を判断する重要な情報を得ることが可能となりました。
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小線源治療装置【RALS】
子宮がんの最新放射線治療
RALS(小線源治療:以下RALSと表記)は悪性腫瘍に対する放射線治療の一つです。放射線を放出する小さな粒〔線源〕を様々な器具を用いて腫瘍のそばに一定時間おいて、放射線を照射します。
この治療には次のような特徴があります。まず、腫瘍のごく近くから放射線を当てるため、大量の放射線を照射することが可能となり、効果的に腫瘍細胞を死滅させることができます。一方では、放射線が遠くに広がらないので、周囲の正常組織の被ばくは最小限に抑え、副作用を軽減することができます。
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アクアビームロボットシステム
2023年に保険適用となったアクアビームロボットシステムは、ロボットが自動で前立腺を切り取るという外科手術の長い歴史の中で初めての全自動ロボット手術装置です。アクアビームロボットシステムは前立腺を若い時の状態に戻す治療法として注目を集めており、市販後の第1号機が湘南鎌倉総合病院に導入されました。従来の治療法に比べて、出血も非常に少なく低侵襲です。また、従来の電気メスを使用する治療方法とは異なり前立腺への熱損傷がないため前立腺周囲の勃起神経への影響が全くありません。さらに、尿道の括約筋や射精管への影響が全くないという大きな特徴があります。従って比較的若い患者さんにも安心して治療を受けていただくことができます。
使用するのは生理食塩水で、高速で噴射し前立腺を切除します。全身麻酔をかけた後、医師が前立腺をエコーで確認しながら切除範囲をロボットにマッピングします。手術は1回約5分の噴射を2回繰り返し、医師は水の強さを調整するだけで手術全体の時間は大幅に短縮する治療法となっています。
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