血管再生能力検査
血管再生能力検査のご案内
私たちの血液には、“血管再生能力”を持った細胞、“炎症・免疫”をコントロールする細胞など、身体のメンテナンス・回復力に重要な細胞が存在します。 しかし、これらの細胞は病気や年齢・環境によるストレスで充分な力を発揮できません。
細胞群を総合的に評価
- 血管健康度(血管再生年齢)
- 病気の進行度
- 病気に対するい回復力(再生力)
血管再生能力検査を行う事で、身体の再生に最も重要な血管再生細胞を解析するだけでなく、再生メカニズムに重要な、抗炎症細胞・抗免疫細胞を解析し、再生力の総合的診断を可能にします。
少量の血液細胞を分離するだけで解析が可能な、最新鋭の分析技術と最先端のバイオ技術を駆使し、「血管再生能力検査」VASRE検査を、皆様にご提供させていただきます。
2024年4月開始予定
検査活用
この解析検査は、以下のようなケースに活用できます。
- 自分自身の「身体の再生能力」を知りしたい。
- 糖尿病を指摘されたが、「身体の血管再生能力」の度合いを知りたい。
- 脳梗塞・心筋梗塞等に原因と言われる、動脈硬化の進行度合いを知るため知りたい。
- 再生治療を受けたいが、治療効果が期待できるかを知りたい。
- 認知症(アルツハイマー・脳血管)のリスク診断が知りたい。
- アンチエイジング力の度合いを知りたい。
- 皮膚の再生能力を知りたい。
検査方法(採血検査のみ)
朝食を取らないでください、午前中に採血致します。
検査結果には、約45日から60日かかります。
検査結果(受検者用)
疾患ごとに分かりやすくリスクを診断
人間ドック診断 | リスク診断(VASRE検査) | 総合評価 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
疾患 | 正常 | 境界 | 疾患 (安定) |
疾患 (不安定) |
正常 | 境界 (注意) |
境界 (精査) |
疾患 (安定) |
疾患 (進行注意) |
疾患 (要治療) |
疾患 (早期治療) |
|
糖尿病 | ○ | ○ | 注意:食事・運動・生活の改善をしてみましょう | |||||||||
高脂血症 | ○ | ○ | 要治療:積極的に治療しましょう | |||||||||
高血圧症 | ○ | ○ | 受診継続:受診・治療を継続しましょう | |||||||||
高尿酸血症 | ○ | ○ | 要治療:積極的に治療しましょう | |||||||||
虚血性心疾患 | ○ | ○ | 診継続:受診・治療を継続しましょう | |||||||||
虚血性脳疾患 | ◎ | ◎ | 正常 | |||||||||
虚血性下肢疾患 | ◎ | ◎ | 正常 | |||||||||
認知症 | ◎ | ◎ | 正常 | |||||||||
膠原病・ リウマチ疾患 |
◎ | ◎ | 正常 | |||||||||
肝疾患 | ○ | ○ | 要注意:食事・運動・生活の改善をしてみましょう | |||||||||
VASRE検査 | ||||||||||||
血管再生 | ◎ | |||||||||||
抗炎症 | ◎ | |||||||||||
抗免疫 | ◎ | |||||||||||
VASRE 総判定 |
◎ |
※担当医とご相談の上今後の健康対策及び治療に関して方針を決め、実行してください。
出来れば、6ヶ月単位に受検されることをおすすめいたします。
VASRE診断基準
血管再生・抗炎症・抗免疫
0 = 異常なし
1 = 軽度異常
2 = 異常
VASRE判定(血管再生+抗炎症+抗免疫)
V – 0 = 異常なし
V – 1 = 軽度異常
V – 2 = 異常
総合診断基準 | |
---|---|
正常+V0 | 正常:異常ありません |
正常+V1 | 経過観察:次回も再確認しましょう |
正常+V2~ | 要精査:念のために、精査を受けましょう |
境界+V0 | 要注意:食事・運動・生活の改善をしてみましょう |
境界+V1 | 要精査:念のために、精査を受けましょう |
境界+V2~ | 要精査:念のために、精査を受けましょう |
疾患+V0 | 受診継続:受診・治療を継続しましょう |
疾患+V1 | 進行注意:リスクファクターがあるので、注意して治療しましょう |
疾患+V2~ | 進行注意!:リスクファクターがあるので、注意して治療しましょう |
疾患制御無+V0 | 要治療:積極的に治療しましょう |
疾患制御無+V1 | 進行注意:リスクファクターがあるので、積極的に治療しましょう |
疾患制御無+V2~ | 進行注意!:リスクファクターがあるので、積極的に治療しましょう |
検査結果1
あなたの血液細胞と再生培養細胞を撮影し、両者の違いを観察します。
あなたの血管再生細胞の数と質を解析します。
検査結果2
血液細胞と再生培養細胞の違いによる「再生力」を解析します。
「再生力」を血管再生細胞の機能指数で評価します。
用語集
血管を再生することが出来る未分化な細胞、幹細胞の一種
再生が進み始めると、健常であればマクロファージは再生型に変化し、血管再生・臓器再生を促進する役目を持つ。
炎症・免疫を活性化させる細胞。
外敵(感染症・癌など)を防ぐためには必要だが、炎症が再生の過程を妨げてしまうため、再生の過程では炎症型マクロファージが少なくなることが大事。
免疫反応を進めるためのTリンパ球。
炎症を起こしターゲット細胞を傷害する役目を持つ。
再生反応時は、その働きを抑えられる必要がある。
未分化なEPCだが、血管再生への機能を獲得しつつあるので、血管再生作用が強い。
未分化度が強いので、増殖能力は強いが、血管再生の機能は分化型より弱い。
自ら増殖する能力と、特定の働きをする細胞に分化する能力とを合わせ持つ細胞。
幹細胞の役割が、まだ決まっていない状態。
役割とは?「目になる」「骨になる」「皮膚になる」「血になる」等
既に、役割が決まっているが、いまから機能を高めて行く状態。
培養し、幹細胞が増殖してコロニーと呼ばれ る個別の細胞集合が生じる。
炎症・再生をコントロールする細胞。
白血球の一種で、単球から分化する。
細菌や異物を取り込んで消化するとともに、その抗原としての情報をT細胞などに伝える。
リンパ球の一種で、骨髄で産生された前駆細胞が胸腺でのを経て分化成熟したもの。
再生環境細胞解析 豆知識
ヒトは血管とともに老いる
年齢を重ねると、血管の老化が進んでいきます。
あるいはストレスの多い生活を続けていると、血管への負荷が過剰になり、血管の機能低下が進みます。老化・機能低下が進むと、血管壁の弾力性が低下し、身体の反応に応じた血管の拡張や収縮運動が失われ、身体の運動性が低下し、判断や反応性の低下に現れます。
さらに不必要な物質が動脈硬化部位 に蓄積し、血液の流れも悪くなります。
健康を保つために最も必要なことは、血管を若く保つことです。
EPC(血管内皮前駆細胞)って何?
再生能力を上げる為には
疾患を改善
- 高血圧(血圧のコントロール・減塩)
- 高脂血症(食事・運動療法)
- 痛風(尿酸を下げる食事)
生活行動
- 充分な睡眠
- 禁煙
- ストレスを避ける
- 運動(有酸素運動)
- 規則正しい食事
- ストレッチ
- 適度の入浴
- クラッシック音楽を聴く
食事環境
- 血管再生力
減塩・低脂質・低炭水化物 - 抗酸化・抗血栓食材
青魚、オリーブ油、シナモン、トマト、ブロッコリ、赤ワイン、緑茶 - 低炭水化物食材
豆腐、豆乳、納豆、ささみ、赤身
再生能力低下の対策
意識的に食事で、対策をしていくことが大切です。
こんな人に
- 糖尿病に
- シミしわに
- 心臓病に
- 認知症の予防・改善に
- 高血圧に
- 老眼に
- 肩こりに
- 不眠
- 目の血行促進に
こんな食べ物をこれくらい
- オクラ 5本程度(1人前)
- シナモン(小さじ1杯/day)+豆乳(200mL)
- サバの水煮缶(1缶/day)
- カマンベールチーズ(1~2切れ/day)+赤ワイン(適量)
- ニンニク(1かけら/day)
- ほうれんそう(2株/day)
- アボカド(半分/day)
- 氷水出し緑茶(1杯200mL)
- 納豆( 1パック)+酢(大さじ1杯)/day
なぜこの食品なのか
- 食物繊維のペクチン→糖の消化吸収を緩やかにし血糖値の急上昇を抑える効果
- シナモンに含まれるケイヒエキス→毛細血管を修復
- EPAが豊富→悪玉コレステロールが減少
- オレイン酸アミド・デヒドロエルゴステロール→認知症予防に効果
- アリシン→脂肪燃焼・NO合成酵素誘導/スルフィド類→血小板凝集抑制/硫化水素→血管平滑筋弛緩
- ルテイン→目にいい
- ビタミンB1、B2→筋肉の疲労回復に効果
- テアニン→睡眠の質を高めてくれる成分
- βコングリシン→血管を拡張し、血流を良くする。