Q&A
03
PET/CT検査でがんが見つかる仕組みを教えてください
A
がん細胞は正常な細胞よりもブドウ糖(グルコース)をたくさん取り込みます。
この性質を利用してがんを発見します。
からだの中の正常な細胞もブドウ糖を食べるのですが・・・がん細胞は大の甘党で異常なまでにブドウ糖を食らうのです!
ブドウ糖(グルコース)によく似たFDGという薬をつくります。
この薬にはがん細胞を見つける目印になる放射性物質(18F)がくっついています。
FDGを静脈から注射して全身にいきわたらせます。
がん細胞はFDGをブドウ糖と間違えて、正常な細胞よりもたくさん取り込みます。
がん細胞にはFDGがたくさん集まります。
FDGについている放射性物質からは放射線が出ています。
がん細胞から出ている放射線をPET/CT装置で撮影することにより、がんの存在や位置を知ることができます。