Q&A

PET/CT検査に使用するFDGという薬は、ブドウ糖によく似ているため、体内のブドウ糖の状態（血糖値）によって影響を受けます。
血糖値が高い状態でPET/CT検査をおこなうと、がんを検出することが難しくなるとされています。
がんにFDGがまったく集まらなくなるわけではないのですが、血糖値が正常の方に比べて集まりが少なく、わかりにくくなってしまいます。
Q5-1　なぜPET/CT検査の前には食事制限（検査前6時間の絶食）が必要なのですか？もご覧ください。

血糖値が高いと、身体の中にブドウ糖が豊富に存在している
この状態で¹⁸F-FDGを注射しても・・・

糖尿病の方でも、普段の血糖コントロールがよく、検査時の血糖値が200mg/dl以下であれば検査に大きな問題はないと考えています。
検査当日の血糖値が200mg/dlを超える場合には、改めてご相談させていただきます。
検査の注意事項としては、検査の6時間前からの絶食は他の方と同じです。
検査当日から検査終了まで、糖尿病の飲み薬、インスリンなどの注射薬は使用しないでください。
中止できない場合は事前にご相談ください。

なお、血糖値の安定性という観点から、糖尿病の方の検査はなるべく午前中におこなうことが望ましいとされています。