QI活動
QIとは医療の原点である安全・安心の確保と医療の質の向上を目指した活動であり、継続したQI活動を組織として病院全体が一体化して運用するために設置された組織形態です。
当院において安全・安心の確保と医療の質を向上するため、日ごろ患者さんに提供する医療やその他の提供業務内容を数値化し客観的に把握できるように計測しています。
その数値と根拠を分析することにより、問題点や潜在的なリスクを明確にし、計画的に改善策を実施していく活動を推進しています。
医療安全管理
当院では「湘南鎌倉総合病院医療安全管理指針」に基づき、組織横断的に院内の安全管理を担うため、院内に医療安全管理部門室を設置しています。また、組織全体が効果的・効率的に機能するよう、医療安全管理体制を整備しています。
感染症対策
当院では院内での感染症の発生や拡大を防ぐために医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職などの多職種から構成されるICT(Infection Control Team)が設置されています。
救急医療
24時間、365日すべての救急車収容要請を受け入れる
- 「24時間365日、すべての救急車収容要請を受け入れる」ことが方針
- 2010年移転時に救急診療部を5倍に拡大
- 入院担当科が決定しにくい場合も総合内科、一般外科が必ず引き受け
- 入院病床は救急患者優先
- さらなる地域救急医療のニーズに応えるため、2022年春に外傷・救急救命センターの新築を予定
2020年度救命救急センター実績
救命救急センター 総患者数 |
43,506 |
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救急搬送患者数 (Drヘリ含む) |
14,925 |
ウォークイン患者数 | 28,581 |
来院時心肺停止 | 232 |
緊急手術 | 1,970 |
緊急IVR | 379 |
緊急CAG | 160 |
がん先端医療
最新鋭の設備と技術で最適ながん治療を
- 2021年4月に先端医療センターを開設。最新鋭の放射線治療装置(トモセラピー・RALS・陽子線治療・BNCTなど)と、多職種によるサポート体制を強化したオンコロジーセンター(外来化学療法室)を設置
- 総合病院のメリットを生かし、多く診療科が連携して心疾患、腎不全等の合併症があっても決して断らない標準治療を提供
- 2020年4月には厚生労働省指定がん診療連携拠点病院に指定。名実ともに地域のがん診療の拠点に
主な治療について
先端医療センター
2021年4月に「湘南鎌倉先端医療センター」を開設致しました。がん医療に関し、がん薬物療法を中心としたオンコロジーセンター、最新鋭の放射線治療を提供する高精度放射線治療センターのほか、疾病の早期発見のための予防医学センター、再生医療センターを設置しております。
ここでは世界標準の医療を提供するほか先進的な臨床・研究施設として、陽子線治療やBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)、RI(放射性同位元素)内用療法、PET(陽電子放射断層撮影)を用いた創薬研究・支援、再生医療にも取り組みます。
予防医学センター(2階)
急性期医療の最前線を担う当院が力を入れて取り組む予防医療。
2021年4月よりオープンした予防医学センターでは「予防のための健診」を目指します。
従来の4倍のスペースを確保し、落ち着いた雰囲気の空間を構え、より多くの方が安心して受診できる環境を整えております。
オンコロジーセンター(3階)
オンコロジーセンターはがんに対する集学的治療から社会的・心理的サポートまですべて行うことができるがん治療センターとして2008年7月に開設。2021年6月、先端医療センター開設とともにセンター3階に増床移転致しました。
再生医療センター(4階)
再生医療センターでは、再生医療等安全性確保法を順守した最先端の再生医療を、1人でも多くの患者様に「当たり前の医療」として提供できることを目指しています。
臨床と研究のエキスパートがタッグを組み、ハイレベルな環境を整えております。
外国人患者の受け入れ
さらに海外からの治療希望者を広く受け入れ、
あらゆる言語、文化、宗教に対応していく準備を進めております。
例:JMIP認証、エレベータ横の外国語表記、国際医療支援室