【脳神経内科】アルツハイマー病の新しい治療:レカネマブ(レケンビ®)治療を開始
進行性で認知機能が低下する原因のなかで頻度が高いものは、アルツハイマー病によるものです。
家族性のアルツハイマー病の研究から、認知機能が低下する20年程前から脳内にアミロイドβという異常タンパクが蓄積することがわかってきています。早期であれば、レカネマブ(レケンビ®)注射薬により、そのアミロイドβを脳から除去することによって認知機能障害の進行を遅らせることができるようになってきました。
2024年1月より、当院でレカネマブ(レケンビ®)治療を始めました。
〇最近よく知っている方の名前を思い出せないことがたびたびある。
〇重ねて同じものを買ってしまうことが多い。
〇玄関の鍵や、財布、スマートフォンなど大切なものをどこに置いたか忘れてしまうことが多い。
といった状態はアルツハイマー病の始まりかもしれません。一度専門医を受診してみてはいかがでしょうか?
【受診方法】
◆初めての方
可能な限り紹介状をいただいてから、認知症予防外来をお電話でご予約ください。
予約お問い合わせ専用番号:0467-84-8922
受付時間:月~金 13:00~16:30
初診の流れやご予約について、詳しくは以下ページをご参照ください。
https://www.skgh.jp/customer/faq/first/
※初診時に、他の医療機関から紹介状を持参されず当院を受診される場合、通常の医療費とは別に初診時選定療養費7,000円(税込)をご負担いただきます。
※すでに当院に通院中の方は、担当医に「認知症が心配なので脳神経内科を受診したい」とご相談ください。
※初めての方、すでに当院に通院中の方、ともに来院時には可能な限りお一人ではなく、生活をよく知るパートナーの方(配偶者、お子さん、友人など)とご一緒に来院ください。
◆すでに認知症で医療機関に通院中の方
レカネマブ(レケンビ®)の治療は、2週間に一度の点滴治療です。簡易認知症スケール:MMSE:22/30以上の方で、日常生活を一人で生活できる(ほぼ自立しておられる)方が適応となっています。現在通院中の先生とご相談の上、可能なら紹介状をいただき、電話で予約してからご来院ください。
脳神経内科 川田純也