国際未病医療センターを開設しました
2024年11月24日、湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市、院長:小林修三)は、「国際未病医療センター・International ME-BYO Center of Excellence(IMCE)」を開設し、同日開催された「病院祭」においてオープニングセレモニーおよび除幕式を実施いたしました。本センターは、「未病の改善」「病気にならない身体づくり」に取り組む拠点として設立しました。
開設の背景
湘南鎌倉総合病院は、2021年に予防医学センターを開設し、「ウェルエイジング」をコンセプトに人間ドック・健康診断を通じて病気の早期発見および健康意識・ヘルスリテラシーの向上に取り組んでいます。「国際未病医療センター」開設は、 “未病”の段階で病気を予防(未病改善)し、健康寿命を伸ばすことを目的としています。
神奈川県は「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」の下、「未病の改善」に取り組み、医療機関を含む様々な機関と連携し、超高齢社会におけるヘルスケア対策を強化しています。本センターの開設はその取り組みと一致するものであり、地域住民の皆さまへの健康支援をより広範囲に提供することを目指します。
概要
- 所在地: 湘南鎌倉総合病院
- 対象者: 人間ドック・健康診断の受診者、地域住民、フレイルやサルコペニアのリスクがある方
- 提供サービス:
- 栄養士、理学療法士による食事・運動指導
- 音楽療法・ファシリティドッグを取り入れた社会参加プログラム
- 認知症予防に向けた個別プログラム
- 研究連携: 湘南アイパーク「湘南医療先端研究所」と連携し、「未病を可視化」するために最先端のテクノロジーを用いてデータを収集・分析
除幕式の様子
11月24日に開催されたオープニングセレモニーでは、黒岩祐治神奈川県知事を迎え、特別講演「人生100歳時代における未病改善の意義」が行われました。知事は挨拶の中で、「未病改善の重要性とその普及による健康寿命の延伸への期待」を述べ、地域住民や医療関係者ら約200名が耳を傾けました。
除幕式では、センターのロゴをお披露目し、出席者全員が新たな取り組みへの期待を共有しました。
湘南鎌倉総合病院 小林 修三院長、神奈川県 黒岩 祐治知事
今後の展望
- ME-BYO改善プログラムの普及: 定期セミナーや公開講座を通じて未病に関する知識の啓発
- ME-BYO予防のための実践活動: 音楽療法・ファシリティドッグの啓発
- 新たな研究の発表: データを活用した未病に関する研究成果の国際発信
- 地域医療の支援強化: 他医療機関や地域施設との連携強化
お問い合わせ先
湘南鎌倉総合病院 広報室
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