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腎臓内科ブログ

<Vol.55>【第29回神奈川CAPD研究会】

腎臓内科
2015.03.04

平成27年2月28日に横浜にて第29回神奈川CAPD研究会が開催され、当院からは当科で研修された川治 崇義 先生が演題発表を致しました。

本研究会は、今年で29回目を迎えます。1980年に日本でCAPDが導入され、1983年に透析液ダイアニールが保険適応となった2年後に本研究会が発足し、日本でも歴史的なPD研究会の一つであります。

当院からはPD腹膜炎の起因菌同定に対し、PCRを使用することによって短期間で診断し得た一例を報告致しました。
非結核性抗酸菌の診断には難渋することも少なくなく、従来の培養検査では診断に日数を要するものの、今回PCRを使用することで短期間にて診断に至りました。
PCRの使用は今後の診断に一石を投じる重要な内容で、本番では川治先生は堂々と発表されました。
PCR法はPD腹膜炎の診断においてはまだまだ浸透しておらず、今後の早期診断・治療に期待が寄せられます。

シンポジウムでは福島県立医大の中山 昌明 先生から『塩分・水分・食事管理のコツ』を、新百合ヶ丘病院の篠崎 倫哉 先生からは『PD管理の実際・院内体制』をテーマに、それぞれわかりやすく深みのあるご講演を賜り、腹膜透析の管理、PD診療の組織作り等、今後のPD診療の実践に大変勉強になりました。

表彰式では惜しくも3年連続の当院からの受賞を逃しましたものの、当科の内容・発表は他の発表者に劣らず、各研究会後に開催された懇親会では次回に向けてそれぞれ思いを語り合いました。次回の当番幹事は当院の小林 修三 先生が予定され、今回参加した当院PD診療チームの看護師、栄養士にも期待が集まります。

本研究会で学んだことを日々の診療に還元し、今後もPD診療に頑張って参ります。

研究会後の懇親会にて:中央が今回の発表した川治先生。

研究会後の懇親会にて:中央が今回の発表した川治先生。
女性陣は当院のPDチームのNS及び栄養士です。

腎免疫血管内科
石岡 邦啓

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