腎臓内科ブログ
<Vol.88>【Comprehensive kidney treatment : 包括的腎疾患治療を考える】
腎臓内科
2017.05.29
5月13日(土)に、横浜にて腎臓病総合医療センターによる「Comprehensive kidney treatment」が開催されました。
内容としては、腎臓病総合医療センターの各部門が昨年度の活動報告を行い、課題をどう改善していくかという、診療の質の改善(Quality Improvement)を目指した取り組みです。
この取り組みは、各部門内でPDCAサイクルを意識し、腎疾患診療の質を高める効果がありますが、腎臓病総合医療センター内のそれぞれの部門がどのような取り組みをしているかということを、お互いに知りうる機会にもなります。
センター内には、腎免疫血管内科・血液浄化部・腹膜透析外来・腎移植外科といった診療部門以外に、透析室や病棟の看護師部門、また臨床工学技士や管理栄養士、理学療法士など、さまざまな職種が関与していますが、近くにいるようで互いの取り組みについて意外と知らないことが多く、各部門間での理解の促進に繋がるとともに、各部門の立場からの建設的な意見も出てきて、「包括的腎疾患治療」に繋がる効果があります。
会の終了後は懇親会を行い、参加者全員から一言ずつ感想を述べてもらいましたが、来年に向けての決意を新たに頑張りたいとの発言が多かったです。
当日は勤務で参加できなかったスタッフにも聞いてもらいたかった、白熱した大会でした。
血液浄化部
守矢 英和