腎臓内科ブログ
<Vol.96> 【第33回SK腎セミナー開催】
腎臓内科
2018.01.22
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
今年も腎臓病総合医療センターは「患者さんに優しい医療を展開する」をモットーに頑張って行きたいと思います。
さて、新年最初のブログは1月17日に開催されました第33回SK腎セミナーです。今回は聖路加国際病院形成外科医長の松井瑞子先生を特別講演にお呼びして、「明日からできるフットケア」と題してお話をいただきました。
末梢動脈疾患や糖尿病性足潰瘍などで下肢切断を余儀なくされる方が増えてきていますが、松井先生のご施設でどのようにチーム医療に取り組み、また下肢切断をためらう患者にどのように寄り添っていくかなどをご紹介いただきましたが、この領域の問題の奥深さを改めて痛感させられた内容でした。
講演の最後には、先天性疾患による皮膚や形成異常を有する小児患者が、学校や社会で生活する上で様々な問題を抱えており、彼らをサポートする取り組みを他に先駆けて行っているというお話を聞かせていただき、患者に向き合う真摯な態度に感銘を受けるとともに、形成外科と腎臓内科という、少し離れた領域でありながら、お互いにサポートし合うべきことが多いことを学ばされた1日でした。
来月の2月10日は「フットの日」に認定されており、日本フットケア学会年次学術集会が同時期に開催されます。一人でも多くの方が下肢切断回避できるよう当院でも取り組んでいきたいと思います。
血液浄化部
守矢 英和