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胸壁外科ブログ

<Vol.16>統計

胸壁外科
2019.01.26

2018年の私たちの漏斗胸鳩胸の手術にについて報告します。5-48歳、平均16.3歳の59人の方に手術を行いました。漏斗胸54人、鳩胸は5人、男性46人、女性13人でした。問題となる合併症はなく、5-7日、平均5.8日で退院されました。退院時に痛みどめを必要とした方は、17-35歳の8人だけでした。この方たちも退院後は痛い時だけ頓服として内服することによって痛みが改善していました。12歳以下の20人はさらに短い5.3日で退院し、退院時には痛み止めを要するような痛みはありませんでした。私たちの手術では異物を体内に残さず1回の手術で完結します。合併症がきわめて少なく、痛みが続かないのが特徴です。左右差が強い方や鳩胸の方にも十分な矯正が得られ、Nuss法が難しいとされる、12歳以下の小児にも無理なく行うことが可能です。

厚生労働省の統計に不備があることが最近報道されました。データをまとめる方法に誤りがあったり、自分たちに都合が悪い事柄をフェイクニュースとして無視したりすることはあってはなりません。

すべての方に胸の形や体型に違いがあるように、胸郭変形の方にも胸の形や軟骨の硬さ、体格などに個人差があります。それに合わせて合併症を防ぎながら胸の形を整える漏斗胸鳩胸の手術には経験が大切です。そして多くの手術をするだけではなく、それを振り返り改善に努めることが必要だと思っています。そのためには手術の結果を統計学的に正しいデータとしてまとめることが必要です。

これから手術を受けることを考えている方は、主治医に手術の経験、その結果、感染や長期入院、再手術などの合併症の頻度、患者さんの満足度、痛みが続く期間、対象となる年齢とその根拠など疑問をぶつけてみてください。一生に1回の手術です。信頼できる医師を見つけてください。

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