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胸壁外科ブログ

<Vol.33>第21回Nuss法漏斗胸手術手技研究会報告2

胸壁外科
2023.07.04

前回から間が空いてしまい申し訳ありません。
手術では合併症の頻度、入院期間、疼痛の遷延、患者さんの満足度などの「手術成績」がとても大切です。私たちはできる限りこれらを発表しています。今回は会長要望演題として「Nuss法の手術成績」を募集しましたが、統計学的にきちんと処理した発表はほとんどありませんでした。胸郭変形に限らず、どこでどのような方法の手術を受けるかの判断には病院の名声や手術の数だけではなく、過去の手術結果を統計的に整理して発表しているか否かがとても参考になります。
もう一つ気になったのは、ナス法以前の様々な方法を理解していない発表があったことです。1998年のナス法発表以前には様々な方法が行われていました。肋軟骨を切ること=ラビッチ法、ではありません。先人の業績を吟味し、失敗を繰り返さないためにも温故知新が大切です。ラビッチ法の要件は胸骨上部の骨皮質に割線を入れること、肋軟骨を広範に切除しその一部しか再建しないことです。主に変形部分の切除によって矯正します。胸郭の弾力によって矯正する胸肋挙上術はラビッチ法とは原理が異なる術式です。

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